【浜松・磐田】素早い動きのための構え~パワーポジション~

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【浜松・磐田】素早い動きのための構え~パワーポジション~

こんにちは。
浜松・磐田の腰痛、膝痛専門の【接骨院RISE(ライズ】です。

前回に引き続き、野球を例にして、骨盤とスポーツの関係についてお話ししていきます。
最近は骨盤の前傾位が取れずに、骨盤が後傾し、猫背になった背中が丸まった選手(子供)が多いです。

スマホやゲームをやる姿勢がそのままスポーツを行う姿勢になっています。
背中が丸まった選手は基礎的な技術を発揮しようとしても身体が上手く動かないので、適切な技術発揮ができません。

・構えの姿勢(ポジション)

野球だけでなく、すべてのスポーツに共通する構えのポジションが、「パワーポジション」です。
横から見た時に、耳・肩・骨盤が一直線上になり、体重がかかとではなく、足の前半分にかかります。

足の前半分といっても、母趾球・小趾球・かかとの3点が均等にかかるようにします。

パワーポジションは、股関節と肩甲骨が効率良く動かすことができるポジションです。
パワーポジションが取ることができたら、スクワット動作です。

腰を落としていくと、骨盤が後傾するポイントがあります。

骨盤が後傾しない範囲で徐々に深く腰を落としていき、最終的には地面と大腿部が平行になるくらいまで重心を下げます。

後傾している人は、殿部筋とハムストリングスが縮んで硬くなっていることが多いので、柔軟性を高めるストレッチも同時に行います。

体幹トレーニングでは、骨盤が後傾しないようにニュートラルポジションを意識します。
骨盤後傾を矯正しないままトレーニングすると、後傾したままのバランスで筋肉が付き、働いていくので、注意が必要です。

骨盤を後傾して立つと、股関節の前側に筋肉(大腿直筋や腸腰筋など)がパンパンに張ってきます。

かかと荷重は、後ろに倒れてしまうので、バランスを取るために背中が丸くなります。

走る時も殿部筋(大殿筋)とハムストリングスを使いたいのに、大腿部の前面の筋肉を多く使ってしまいます。
それが、膝にきて、足首にきて、足首の動きが悪くなり、様々な下肢の障害に繋がっていきます。

そこに骨盤のゆがみが起これば、なおさらです。

骨盤の後傾は、野球のようなスポーツだけでなく、股関節や肩甲骨が使えない状態になってしまうので、日常生活にも支障が出てきます。

骨盤後傾の逆は骨盤前傾ですが、前傾でも障害のリスクはあります。

最初は多少前傾荷気味にもっていくことはありますが、その場合、腰に負担がかかる姿勢となるため、必ず下背部の筋肉をストレッチすることが必要です。

「技術不足は練習不足???」

骨盤や体幹部に問題意識を持ち始めたのは、ここ数年です。
体幹トレーニングが話題になってからです。

骨盤の傾きにアプローチしていくと、自然とお尻とハムストリングスが使えるようになるので、お尻が大きくなり、ハムストリングスも発達していきます。

野球選手のお尻の大きさに注目すると、大腿部も太いのですが、お尻が大きいことが分かります。
走るときに殿筋やハムストリングスが使えるようになって、ピッチングや守備の時に姿勢が変わってきます。

内野手が骨盤後傾ですと、股を深く割って構えブロー部を前に出すという体勢が取れなくなります。
つまり、骨盤後傾の選手に「股を割れ、もっと低い姿勢でグローブを前に出せ」というのは無理なのです。

無理にやらせると、下背部の筋肉に疲労がたまり筋肉性の腰痛が起こったり、背中が丸くなって肩が前に入るためスローイングにも影響が出たりします。

肩甲骨が外転位になるため、肩甲骨後面が前に狭まって、テイクバック動作で肩や肘を痛めやすくなります。

このような守備の体勢では捕球エラーや送球エラーが多くなります。
このような状態で、「練習が足りない」と決めつけられては、選手がかわいそうです。

このような姿勢の選手が練習量を増やしても上手くはなりませんし、かえってケガのリスクを高めることになります。

まずは、時間をかけて骨盤の後傾を矯正することが必要です。
パワーポジションをとること、股割りがスムーズにできるようになることが優先して行われるべきでしょう。

参考書籍
Sportsmedicine 2011年12月号