
どうも!接骨院RISEです!
今週雨の日が多く、気持ちが落ち込みやすいですが、私は今日も元気いっぱいブログを書いていきます!
皆さんも最後までお付き合いくださいね!
前回は体幹の動きの良し悪しを決める要素として、次の5つの要素があるとお話していきましたね。
1.柔軟性
2.体幹部を自在に動かす感覚
3.体幹を固定する感覚
4.体幹の筋力
5.複雑な動作で、体幹機能を最大限に発揮する能力
前回のブログでは、「柔軟性」と「体幹部を動かす」ということをお話ししました。
今回は、「体幹を固定する」「体幹の筋力」についてお話しします。
(3)体幹を固定するとは?
体幹部分の固定する感覚についてお話しします。
「スタビライゼーション」という言葉は聞いたことがありますか?
スタビライゼーションとは、固定・安定を意味する言葉です。
トレーニング用語としては、
①関節の回転軸の安定
②関節の固定
③動作の安定
として用いられています。
①関節の回転軸の安定とは、関節がずれないで動くことができるようにすることです。
ケガや痛みを防ぐためには重要なことです。
体幹部分の腰は、腰痛、ヘルニア、分離症などのケガや痛みが多く発生する部位です。
脊柱は、椎骨が連なってできていて、もともと不安定な構造です。
この不安定な部位を固定・安定させるスタビライゼーションはとても大切です。
②関節の固定とは、関節が動かないように固めることです。これは筋肉による固定です。
ラグビーのタックル動作や相撲の立ち合いでのぶつかり合いは、体幹が動かないように固定されていますよね?
スポーツの現場では、固定しなければならない場面が多くあります。
③動作の安定とは、動作中のバランスを保つことです。
これは神経系が関与して、うまく筋肉を操ることが求められます。これにより、動作がぶれたり、バランスを崩したりしないことが可能になり、パフォーマンス向上やケガの防止につながります。
現在では多くの場所で行われている体幹トレーニングも、スタビライゼーショントレーニングとして、体幹トレーニングが話題になる前から行われていました。
「スポーツ選手のトレーニング」という概念が強かったために、一般の人に知られることはあまりありませんでした。
それが、長友選手の腰痛のリハビリとして「体幹トレーニング」が多くの人に知られるようになったのです。
面白いもので、今の体幹トレーニングと、スタビライゼーショントレーニングのメニューはほとんど変わりません。
世の中のブームでこれほどまでに差が出るとは、面白いですね!
体幹部分の関節の回転軸の安定は、体幹のインナーユニットの一つである多裂筋の働きが重要です(体幹のインナーユニットは、横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群の4つ)。
椎骨(背骨)を一つ一つ安定させることで、脊柱の関節が安全な状態で動くことができます。
多裂筋は2~4個の椎骨をまたいでいることが特徴的な筋肉です。
起始
仙骨と仙腸靭帯、腰椎の乳頭突起、胸椎横突起、下位4個の頸椎の関節突起
停止
軸椎をふくむ全ての椎骨の棘突起
起始部から停止部にかけて斜めに走行していて、椎骨同士を押し付ける作用が強く、椎骨の一つ一つを安定させています。
関節の固定は、体幹を動かそうとする外力と体幹の筋肉が発揮する力が拮抗していれば、体幹は動きません。
この時、体幹では様々な筋肉が働いていて、体幹が動かないように固定しています。
このように、体幹が動かないように関節を固定するということは、外力に合わせて体幹に入れる力を「うまく調整する」感覚、神経系の働きが重要になります。
(4)筋力やパワーの必要性について
「固定」は、体幹の筋力の強さが欠かせません。
柔軟性が高く動きが上手でも、筋力の強さがなければ、体幹の機能は発揮することはできません。
弱く遅い動きでは、スポーツのパフォーマンスを高めることはできません。
よって、体幹部分の筋力も強化する必要があるのです。
筋力強化には、最大筋力向上、パワー向上、筋持久力向上があります。
①最大筋力
最大筋力とは、筋肉が発揮することができる最大の力のことです。
一般的にパワーと同様に扱われることがありますが、異なります。
②パワー
発揮筋力×筋肉収縮スピードです。
同じ力でもスピードが速ければ、パワーは高くなります。
③筋持久力
筋肉の持久力のことです。
どれだけ長い時間筋力を維持することができるかを示します。
最大筋力が上がれば、物体を動かすスピードも向上します。
力が大きいということは、それだけ大きく加速することができるため、短い時間で速い速度に到達することができるのです。
筋の収縮速度は最大筋力に対する負荷の大きさで決定される「力‐速度関係」という法則があり、発揮筋力が最大筋力に近いほど収縮速度が遅くなります。
例えば、ベンチプレスの最大筋力が80㎏の人は、80㎏の重量ではゆっくりと上げることしかできません。1回しか上げることができませんからね。
しかし、100㎏まで最大筋力を増やした場合、80㎏を扱うときでも素早く上げることができます。
自分の最大筋力の80%の筋力発揮で持ち上げることができるからです。
つまり、最大筋力が上がれば、動作速度も向上するのです。
体幹部分の最大筋力向上エクササイズとしては、メディシンボールを使ったトレーニング、重りを持った腹筋・背筋運動が有効です。
しかし、ケガをしやすい部位なので、注意が必要です。
また、高重量のスクワットやデッドリフト、パワークリーン、スナッチなども体幹部分の筋力向上に効果的です。
いわゆる「パワートレーニング」です。
体幹トレーニング(スタビライゼーショントレーニング)は、負荷は自重であるので、最大筋力向上には向いていません。
ちなみに、世界的にも有名なサッカー選手、スペイン1部リーグの強豪「レアルマドリード」に属するポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナルド選手は、スクワット150㎏のトレーニングをしています。
あの肉体を維持するだけの筋力を備えていたんですね!
RISEでも身体を変える為のトレーニングは行っています。
さすがにクリスティアーノ・ロナルド選手と同じ身体にとはいきませんが、多くの方がRISEのトレーニングを行い、喜んで頂いております。
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