産後骨盤矯正の必要性についての記事が
小児科会報誌に掲載されました!
こんにちは。
浜松・磐田にある「腰痛・ひざ痛のための骨盤矯正・姿勢矯正専門」の接骨院RISEの斉藤です。
今まで産後ママの体に起こっていること、産後骨盤矯正が必要な理由などをお伝えしてきました。
本日は、私たち治療家目線ではなく、あなたと同じ女性目線から産後ママへメッセージを送りたいと思います。
RISEでは必要に応じて患者さんに栄養指導を行うことがあります。
管理栄養士とスポーツ管理栄養士の資格を持つ、
野中千ひろ さん
です。
野中さんは、産婦人科や小児科へ出向き、産後ママや赤ちゃんへの栄養指導を積極的に行っています。
そんな野中さんが産後ママへ強い想いでメッセージを送っていますので、それをご紹介します。
1.産後お母さんの体が危ない
「産後のお母さんの身体が危ない」
ここでは栄養士の立場から日頃感じている二つの問題点を述べたいと思います。
まずは赤ちゃんの食事について、次に産後のお母さんの身体のことです。
最初に赤ちゃんの食事についてですが、現在、下は乳幼児から、上は老年期までに加え青年期のスポーツ栄養、ダイエットを含めた食事指導をもしていますが、やはり幼少期からの食事習慣の影響は大きくこの時期の食生活の重要性を痛感します。
また積極的に取り組む方とそうでない方の二極化が進んでおり、このギャップを埋めるためのアプローチが課題となっています。
今後赤ちゃんの定期健診(四ヶ月、十ヶ月)時に医師による診察だけでなく栄養士による食事指導が併せて行われるようになれば理想的に思われます。
実際健診時にはお母さんからの食事に関する悩みや相談、やりたいのだがどうやって調理するのか具体的に知りたい、ご飯を作ってもあまり食べてくれないなどが最も多いのです。
このように思ってくれるお母さんならまだよいのですが、まったく食事に無関心な方への指導の場が現在ありません。まずは小児科での健診時に栄養士による食事指導が必要だと考えます。
糖尿病や高脂血症の食事指導と同じようにこどもの栄養についての指導が今後は大切になってくると思われます。
例えば…
指導するときに具体的に写真や絵を見せたりメニューの紹介、作り方など実践的な指導をします。
<1日の鉄分の必要量>
6か月~2才の推奨量…4~5mg
5mgの目安量 | 分量 | 鉄量 |
ご飯 | 80g×2 | 1.6mg |
レバー | 10g | 0.9mg |
まぐろ | 20g | 0.4mg |
豆腐 | 50g | 0.4mg |
ひじき | 20g | 1.1mg |
ほうれん草 | 20g | 0.4mg |
2.栄養士の私が産後ママの体を心配する理由
産後のお母さんの筋力低下そしてそこからくる姿勢の問題があります。
「なぜ栄養士の私が産後のお母さんの身体を心配するのか?」
疑問を持たれるかと思います。
私が産後のお母さんと関わって28年、お母さんの身体が変わったのは食事の簡素化、共働き世代の増加によるバランスの悪い食事、脂肪の摂り過ぎ、ダイエット志向による栄養不足などが原因と思われます。
しかし、食事だけではなく、現在は便利な電化製品の普及で身体を使うことがなく家事ができたり、またパソコンやスマートフォンの使用で
運動不足や姿勢の悪さ
そこからくる筋力低下
骨盤の歪みなど
も原因ではないかと考えます。
この状態をそのままにすると、身体の変形から痛みが生じ、疲労感が強くなりまた尿漏れにも関連してきます。
最近のお母さんの体型は
痩せ志向もあって筋力低下が顕著
で、
腰痛
肩こり
腱鞘炎
なども頻繁に見られます。
これは産後に骨盤底筋群の筋力低下だけでなく、内臓を囲む胸部の横隔膜、腹横筋、多裂筋の低下によるもので、この体感部の安定により排尿、便をコントロールしたり正しい姿勢を保つのですが、それが出来なくなるからです。
こうなる前に産後の骨盤矯正体操などのトレーニングも必要になります。
産後のお母さんは子育てにかかりきりで自分の身体のケアまで余裕がないかもしれません。
しかし産後一番ダメージを受けたこの時期のケアこそがその後高齢になっても医者の手も借りず健康でいるためには大変重要なのです。
骨盤まわりのトレーニングで全身の姿勢バランスを整え筋力アップをはかり、太りにくい身体痛みの出ない身体にすることが可能です。
もちろん食事内容も大切なのは言うまでもありません。
3.現在の活動
現在、浜松市の「プーこどもクリニック」、磐田市の「あんずクリニック」で健診時に栄養相談や食物アレルギーの食事指導を担当しています。
また「赤ちゃんクラブ」という母と子の集まりを開き、そこでは医師、栄養士による話以外に、助産師によるベビーマッサージや専門トレーナーによる骨盤矯正体操なども行っており、そのような方向への関心を高めてもらう工夫をしています。
健康な身体を維持していくためには正しい姿勢と身体の使い方そして食事は切り離して考えることは出来ません。
産後骨盤矯正の専門施設も今後増えていくでしょう。
不安な方には是非チェックをしてもらい、自分がどんな状態なのか知ることが大切です。
これからの世代を背負うお母さんの身体と食事をケアする事で、その食事習慣が子供に受け継がれていきます。
またその子供から子供へ受け継がれます。
健康な身体を手にいれるために産後のお母さんの実情を知っていただき食事の重要性を発信していきたいと思っています。
家族の中心であるお母さんが楽しく、元気で子育てができる社会になる事を願います。
4.まとめ
接骨院RISEでは産後の骨盤矯正の栄養指導をしております。
ほとんどの産後ママの悩みが、食事に関することの悩みを持っていました。
ご自身のこと、お子さんのこと、ご家族のことなど、食事や栄養に関してお悩みがございましたら、いつでも連絡ください。
お待ちしております。